心に残る、一皿の料理があります。
切ない思い出の、一杯の酒があります。

人が生きていく、長いような、短いような時間の中で
きっと、お酒とごはんを楽しむひとときは、
あたりまえのように飲んだり、食べたりしながら、
それでも、とても大切な時間になるはずです。

運動会で、お母さんが作ってくれたお弁当。
初めてのデイトで、彼女と二人で飲んだカクテル。
楽しく、仲間と囲んだ鍋。
独りで、涙しながら飲むショットグラスのスピリッツ。

さまざまな酒があり、さまざまな食事があるでしょう。

たとえばの話ですが。
人間が70年、生きるとします。
最初の1年は、お母さんの母乳だったり、離乳食だったり。
でも、そのころから、赤ちゃんは美味しいものを食べると、
にっこりと笑います。

70年。一日3食を楽しむとして、
7万6〜7000回の食事をすることになります。

あなたは、あと何回、ごはんを食べることができるでしょう。
あと何回、グラスを重ねることができるでしょう。

だから、私たちは、そんな人生の中で
「食べる」という楽しい時間を、もっと幸せに過ごすために
あれや、これやと日々考えています。

いやなに、じつはただの飲んべえなだけなのですが。

さて、今日は、何を飲みましょうか。



酒ごはん研究所員紹介
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所長:井出玲子

主任研究員:坂井淳一

韓国部会長:美藤優紀子

関西出張所 関西酒ごはん文化主任研究員:竹村太佑


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